今回は2005年に使用したCT9Aランサーの車両製作とセッティングの話をします。
まず、前回使用した車両の不満点と問題点を洗い出し、解決方法を検討し結論を出します。
これを元に車両の選択、製作のポイントを決め製作に入ります。
前回使用したCT9Aは重量が1500Kgもあり問題が多かったので、軽く剛性が高くをテーマにボディ製作にあたりました。
ボディの製作と同時進行でエンジン製作、ドグミッションやLSDの組み込みを行います。
エンジンはアクセルにリニアに反応し低回転からビッグトルク、パワーを発生するエンジンをテーマに製作。
ボディ製作が完了するとエンジン、ミッション、デフ、サスペンションの取り付けを行い、シャーシーダイナモでエンジン、ミッション、デフのチェック、馴らし、データ収集を行います。パワー、トルク等のデータを見てエンジン本体やその他の部品を替えるか検討します。
替えることになるとこの作業を繰り返し行います。
今回はタービンとエキゾーストマニホールドをテストしました。マニホールドは4種類。
38φ、タービンフランジ入口のパイプ形状が少し異なる42φ、各1、それに45φとテストしました。トップパワー・トルクをマークしたのは一番太い45φでした。予想に反して低回転のトルク・パワーとも42φや38φより良いデータとなりました。
カムは2004年に使用したCT9Aのテストで260°〜264°のカムを使用しバルタイでトルク・パワーを低回転より立ち上げるのがベストだったのでIN、EX共に264°としました。タービンはエボ7チタンがベストでした。
ハード部品が決まるとバルタイ、ECUのセッティングを行い理想のパワー・トルクデータが出たら実走セッティングを行います。本番と同じすべての物を取り付けてテストに入ります。本番モードのテストになると机上やシャーシーダイナモ上では出なかった問題が浮上してきます。
今回浮上したのがフロントLSDのロックポイントに違和感があるのとロックが急に発生するのでコントロールが難しいというトラブル。すぐにフロントデフを下ろしイニシャルトルクを変更して解決しました。
スピードを上げて走れるようになるとショックアブソーバー、スプリング、アライメント、車高のセッティングを行いスピードを上げていきます。
すると今度はフロントの入りがやや遅れレスポンスが悪くやや剛性が低く感じたのです。
この車両のストラット周り剛性UPは、ロールバーをバルクヘッド貫通タイプにして補強しているのとスーパーすじがねくんの取り付けにより完璧なはずなのに!!
今回行ったのはいまさらボディ補強は出来ないのでスーパーすじがねくんの剛性UPでした。
これでフロントの剛性不足は解決(このスーパーすじがねくんの剛性UPモデルはニュータイプとして発売になっています)。
セッティングが進みスピードが上がってくると今まで見えなかったものが見えてきます。
今度はコーナーリング中のアクセルレスポンスの悪さが浮上してきました。